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(1)5名のスタッフと役員30名程度が最新の情報を共有するのは一斉メール等で行っており、どのファイルが最新か判断が難しい。
(2)スタッフそれぞれのPCでファイルを保存しており、どのファイルが最新か不明。
(3)ファイルのどの個所を更新したのか本人でないと判断が難しい
(4)各々ファイルを保存しているのでデータ量が膨大になり、PCの動きが悪い。
(5)使用していないPCをファイル共有化し使用したが、PCの処理速度が遅く待ち時間が多く、故障する事も頻繁である。
(6)会員等、様々な方が会議等で出入りする為、特定の者だけがアクセス可能な様にしたい。
(1)同ファイルを同時に複数人で変更する必要はない。
→NAS(ファイル共有ディスク)を導入し共有すべきファイルは全てNASに格納する。
→外部からアクセスするのはセキュリティ上実施しない。(機能としてはありますが、使用しない)
→スタッフにIT関係に詳しい者がいないので、管理をしないものが好ましい。
(2)NASの状態をメールで把握可能である為、事前に故障等の状況が把握できる。
(3)アクセス時にユーザー名とパスワードを入力し、アクセスセキュリティを行えます。
(1)500GB×4台のNASを導入し、RAID10でミラーリングを組み約0.94TBの容量の共有ファイルを利用可能としました。
(2)各PCには極力ファイルを保存せず、共有ファイルに各個人で利用可能なフォルダを作成しました。
→PCがクラッシュ等した際も、必要なファイルは、失う事が無くなった。
→各PCに保存したファイルが大幅に少なくなり、PCが故障する頻度も減った。
(3)ID・Passwordを登録する事により、アクセス制限を設けセキュリティを確保。
(4)毎日夜中に、NASの現状をメールで弊社に届くように設定。 →NASの現状がある程度把握可能となりました。
(1)毎日送られてくるNASの現状通知メールで何日かメールが届かない事があった。
→NASからのメールが届かなくなって2日後、電話にて連絡。
→時々ファイルが保存できない事があった。
→翌日訪問し、NASをチェックしてみると4台あるHDDのうち1台が不安定な動きをしていた。
→1台のHDDを取り換える事を提案。
→数日後手配したHDDが届き、HDDを載せ替え復元ツールを利用し復旧。(RAID10を利用していたので1/4台の故障は問題なく修復)
(2)故障したHDDを持ち帰り検査。→物理的な故障は無く、初期化し通常通り使用可能となったので予備として保管。
(3)故障の原因が解らなかったので、その後NASを調べたところ数百という数のウィルスが検出されました。
→必要と思われるメールを大量に各PCから移動した際、ウィルスも一緒に移動していた。
→NASはLinux OSなのでウィルスが原因とは思われないが、念のため最新のウイルス対策ソフトで全ファイルチェックし削除実施。
(4)1回目の障害が発生してから1年以上経過した時に、NASからの診断メールで、HDDのアクセス異常の報告があった。
→翌日の診断メールは、HDD1台が異常であると記されていた。
→翌日連絡し訪問すると、2台のHDDにアラームが出ており、アクセスが出来ない事が数回発生した。
→前回の故障で予備として保管していたHDD1台と、新たにHDD1台を購入し取り換える事を進めました。
→アクセス異常が数回発生していたので、休日にシャットダウンし再度自己診断ソフトを駆動したところ、2台のHDDが異常であると結果が出ました。
→2台のHDDを取り換え復元ツールで無事修復。
(1)現状NASが使用不能になると業務が滞り殆どの業務に使用が発生する為、間違いなく使い続けられるようにして欲しいとの事。
→現在利用しているNASをバックアップ用(冗長化)として、新しいNASを導入しRAIDでのバックアップの他に二重化を提案。
(2)現在利用しているNASの使用量は容量の30%程度であったので同容量のNASを選定する事にしました。